作品の“意味”を定期的に問われるのは、何かしら意図を持って僕が制作に挑んだのだと思われるからに相違ない。人間の行動には意味がある、のかどうかは知らないが、そう考えたいのが人間である。

その世界で頂点が在るのであれば、頂点の存在はその下の重厚な土台、膨大な堆積物を必要とする。堆積物の量が膨大であればあるほど、頂上は羨望の眼差しで仰ぎ見られることになる。