僕自身は自分自身にノルマを与えるのが上手ではないからか、毎日毎日、用事を発明することが日々の最も大切な日課になっている。ノルマはほとんど他からは与えられない。

自分自身を手入れする、というのは、自分の身体も頭も日々変化し続けていることに対する備えである。変化を防ぐことはできないが、その変化に対してすこしでも自覚的でいるのは有益である。

人類社会の制御しづらさは、実際のところ、カモメのジョナサンが抱えた抗えない自己そのもののように見えなくもないし、そうなると文化は外圧的に制御することの能わない極めて内攻的なものではなかろうか、とついつい想像してしまう。

人気商品はこぞって消費が扇動される。人気のある人物も、見方によっては商品と云えなくもない場合があるから、そういう方達の消費もまた、バブリーに膨らむ。 バブリーに膨らんだものはいつしか弾け、別の人気商品や人気者が台頭する。