動物としてのヒト 2:言語能力をつかさどる脳
現代人が使っているような文字を併用した言語の歴史は浅い。我々が考えているほど、ヒトはこの地上で他の生物とかけ離れている特別な存在というよりは、むしろ、他の生物たちと共生共存してきた長い長い歴史を背負っているのである。
動物としてのヒト 1:投稿動画に見る動物たちの仕草
人間らしさの象徴と思い込んでいた仕草や振る舞いは、じつは地球に生きるたくさんの生き物たちに当たり前に備わっていて、太古から綿々と受け継がれてきた行動、表現形態なのではないか、と自分の考えを改めはじめた。
包丁研ぎ
良く切れる刃物は使い方を誤らなければ至極便利なものである。 しかしながら良く切れる刃物がなくても、人生を全うすることはできるので、結局のところ、芸術家は好きにしていれば良いのかも知れない。
前頭葉の話
人間と比較して、前頭葉の発達が極めて未成熟な犬や猫の動物たちが、この世界でおおらかに生きている姿を見ると、自分が人間であることの遣る瀬無さを感じてしまう。
肩幅の横移動
全ての負の重圧がただただ自分へと向かって集まってくる。そこから逃れることと自分の生活の基盤を失うことが直結しているような場合は、その重圧の全てを受け止めて圧し潰されるか、そこから逃れて全てを悉く失うか、の二択を迫られてしまう。
リニューアル
とにかく日々を暇に過ごしているので、毎日毎日、起床するとその日をどう忙しく過ごすのか、用事を発明することが一番重要な用事である。 忙しく生きるために用事を発明することが何より忙しい。
ネジの発明
間引き忘れて、二つの株が隣り合うように近くで生育した2本のニンジンが、地面の中でお互いが二重螺旋を描くように絡み合って生育していたのだ。 なんとも仲睦まじいニンジンだな、と思ったが、ふとある疑問が湧いた。